妊娠中にブリーチーズを食べてもいい?
低温殺菌された牛乳で作られたブリーチーズは、妊娠中でも一般的に食べて問題ないとされています。一方、加熱殺菌していない生乳のブリーは、妊娠中に影響が出ることがあるリステリア菌のリスクがあるため、通常は避けるようすすめられています。
ポイント
- ラベルに低温殺菌牛乳を使っていると書かれているか確認しましょう。
- 生乳のブリーはリステリア菌のリスクが高いため、多くの医療者が避けるようすすめています。
- 湯気が立つまでしっかり加熱することも、医療者がよく挙げる選択肢のひとつです。
なぜ大切なのか
ブリーのような軟質チーズには、リステリア菌が含まれることがあります。妊娠中は免疫の働きが変化するため、リステリア症のような感染症は、妊婦さん本人にも赤ちゃんにも重くなるおそれがあります。
アメリカのFDA(食品医薬品局)は、非加熱牛乳で作った軟質チーズを、妊婦さんが通常避けるべき食品として挙げています。
食べてよいものと避けたいもの
- 一般的に食べて問題ないとされるもの: 低温殺菌牛乳で作られたブリー。日本のお店で多く売られているタイプです。
- 通常は避けるようすすめられるもの: 非加熱(生乳)で作られたブリー。輸入品や手作りのものも含まれることがあります。
- 中間の選択肢: 焼きブリーのように湯気が立つまでしっかり加熱したもの。食べたい人に医療者がよく挙げる方法です。
アメリカの国立衛生研究所(NIH)も、安全のため妊婦さんには低温殺菌された乳製品を選ぶようすすめています。
買うときのポイント
ブリーを買う前に、「低温殺菌牛乳使用」のような表示があるか確認することが多くの医療者からすすめられています。量り売りやチーズ売り場のブリーは表示が分かりにくいこともあるため、店員さんに尋ねるのも一つの方法です。
医療者から個別の食事の指示を受けている場合は、その指示に従うのが基本です。あなたの健康状態をふまえて判断してくれるからです。
すでに食べてしまった場合
低温殺菌されたブリーを一度食べただけであれば、必ずしも問題があるとは限りません。ただ、多くの医療者は体調の変化に注意し、次の受診時に何を食べたかを伝えて、必要な経過観察があるかを判断してもらうようすすめています。
これからは低温殺菌されたブリーを選ぶか、しっかり加熱して食べるようにすると安心です。
医療機関に相談するタイミング
チーズを食べたあとに、発熱、悪寒、筋肉痛、首のこわばり、吐き気、下痢などがあれば、すぐにかかりつけの産婦人科医、助産師、または近くの救急外来に相談してください。これらはリステリア症のサインの可能性があり、早めの診察が必要です。
よくある質問
妊娠中にブリーチーズは安全ですか?
低温殺菌牛乳で作られたブリーは一般的に問題ないとされています。非加熱の牛乳で作られたブリーは、リステリア菌のリスクがあるため、通常は避けるようすすめられています。
焼いたブリーなら妊娠中でも大丈夫ですか?
チーズを湯気が立つほどしっかり加熱すると、リステリア菌を死滅させられるため、より安全な選択肢だと考える医療者が多いです。どの程度加熱すれば十分かは、かかりつけの医療者に確認してください。
スーパーで買ったブリーは妊娠中に食べられますか?
日本のスーパーで売られているブリーは低温殺菌牛乳を使ったものが多いですが、確実なのはラベルの表示です。購入前に「低温殺菌牛乳」などの表記があるか確認しましょう。
生乳のブリーは妊娠中に食べても大丈夫ですか?
生乳のブリーは妊娠中は通常避けるようすすめられています。低温殺菌されたものを選ぶか、湯気が立つまで加熱してから食べる方法を医療者がすすめることが多いです。
ほかによくある質問
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参考資料
一般的な情報のみの提供です。医師や助産師からのアドバイスに代わるものではありません。